長胴太鼓の修理工程報告⑥
完成です!!
今回の修理は、修理内容をこちらに任せていただいたので
設置場所に合わせたコーディネートさせていただきました。
設置する建物が歴史を感じさせる雰囲気なので
修理した太鼓で全体の雰囲気を損なわないよう
太鼓胴の塗りを落ち着いた擦り漆に仕上げ
音に重厚感を出すため、厚めの皮を使い、張りを低めに調整しました。
全体的に落ち着いた仕上がりにしました!!
古くなって傷んだ太鼓でも修理する事によって、現代の第一線にて活躍する太鼓になります。
一本の木から作られている長胴太鼓だから出来ることです。
自分にとって修理の仕事は
新しい物が沢山あるこの時代に、古い物を大切にし、
太鼓が歩んできた時間と歴史、昔の作り手の想いを受け継ぐ事の素晴らしさを感じるワクワクする仕事です。
もし古い太鼓や、傷んだ太鼓などあればお気軽にご相談ください。
小山太鼓店 三代目 小山健治