小山太鼓店は創業以来、岩手の風土・自然を生んだ材木を自分の手と目で選び、伐り出しから最後の革の網外しまでの行程を一貫して行う太鼓店です。

初代から受け継いだ技術と知識を生かし、自分自身に慢心せず、いつでも挑戦するチャレンジ精神と伝統技術の向上、時代のかわりに対応できる柔軟かつ伝統や歴史を大切に思う心をもってお客様一人ひとりの納得できる太鼓をお客様にお届けできるように責任と愛情をもって努めております。
【世代を超えるオンリーワンの太鼓を作りませんか?】

あなたと同じように世界に同じ太鼓はありません。良いところや劣っているところ育ってきた環境など色々木や牛や馬にも個性があります。そんな木や革たちの良いところを引き出してあげるため職人が知識や技術を生かし、オンリーワンの太鼓を作りあげます。
あなただけの太鼓で、あなただけの日本の音を世界に響かせませんか。私達はそのためにあります。

小山太鼓店について

木から製品まで一貫生産体制

小山太鼓店は、原木の削り出し、胴作り、革なめし、革張り、金具の取り付け、鋲打ちに至るまでの全工程を職人の手仕事で仕上げています。
一貫生産体制へのこだわり。お客様の「想い」や「こだわり」を最高のカタチにするため、お客様と打ち合わせをしながら希望のサイズ、色、革の種類(牛・馬)革の塗など希望に合わせたオーダーに対し柔軟な対応をするために一貫生産体制にこだわりオーダメイド和太鼓をお客様と共に作っております。

小さな妥協も許さない、お客様に心からご満足いただける太鼓を製作いたします。

桶太鼓へのこだわり

小山太鼓店は、材質や音に拘りをもち岩手の風土で育った材料を使い桶を組上げ、革を縫う作業は微妙な力加減を必要とするため完全手縫いで製作しております。
近年、太鼓の桶を作れる太鼓屋が激減している中、当店では初代からの技術と拘りを受け継ぎ木材の切り出し、桶組、箍締め、革を縫う作業すべて職人が責任をもって製作しております。

100年以上響かせる長胴太鼓へのこだわり

小山太鼓店では、貼り合わせの長胴太鼓は製造しておりません。それは音の響き、耐久性などを考慮し、長い間お客様に安心して使用していただくためです。1本の木から削り出した太鼓胴は世代を越える長胴太鼓になるからです。

100年以上つかい続ける長胴太鼓をつくるには、太鼓の彫胴の乾燥が重要です。
当店では、荒胴の状態で5年~10年の歳月をかけ湿度・温度の管理をし、ゆっくり自然乾燥させます。
そうすることで製品にしたとき彫胴の歪みや割れを防ぎ100年以上響かせる太鼓胴と深い音色が生まれます。

お客様の要望に沿った音を奏でる

お客様の希望の音を作るため、お客様と打合せ重ね、皮の厚みや、使用する皮の場所を選び抜いて提供いたします。
来店できるお客様
最終の音を決める工程をお客様の確認の元、和太鼓調律師である職人と共に最後の調律をします。

経営理念

  • 全ては自分の手で作った太鼓しか販売しない
  • 職人は死ぬまで勉強
  • 演奏者の気持ちになって仕事に挑め

小山太鼓の歴史

初代「小山徳男」は15歳のとき青少年義勇軍として満州に渡りそこで桶づくりの技術を学び、ソ連の捕虜としてシベリアでの強制抑留の中で皮なめしの技術と知識を学び日本に帰国。帰国後、戦争で亡くなった仲間達のことを思い出し「自分は何を残せるだろう」と考え「人が死んでも音楽と祭りは生き続ける」と、自分なりの答えをだし自分の経験と技術を生かし1949年に小山太鼓店を創業。
岩手県年地域は昔から郷土芸能や祭りが盛んな土地柄もあり、沢山のお客様から和太鼓の勉強させてもらいながら、お客様と共に小山太鼓店は現在も成長しております。